「協業」の言葉はなんでもあり?
当社はテレマーケティング、テレアポを行っていますので、それに乗っかって、自分たちの利益に利用したい思惑の営業電話がよくかかってきます。 そして最近の営業電話のパターンは、殆ど次のふたつに分類されます。
ひとつめ
「協業」という名の、安い出来高で、仕事をさせようとする営業電話 ※声は変えております。
ふたつめ
「協業」という名で紹介とか、マッチングとか、リサーチとかを名目にかかってくる営業電話。無論、紹介、マッチングの具体的な企業は存在しません。全くの作り話。最終のゴールの目的が何だったのか、わからない営業電話です。 ※音声は変えています。
ふたつめの電話オペレーターはただの「トスアップ」の役目だけですので、わざと少し突っ込むと、錯乱してどんどん訳のわからない説明になっていきます。「協業」「紹介」と言いながら、何にも存在しないので、返事のしようもないですよね。
「協業」でごまかす必要はあるでしょうか?
「協業」という言葉は、本来、双方にメリットが成り立つものです。しかし、上記の営業電話は、一方的に自分たちだけが儲けになる話です。 Web制作の会社、個人事業主は、メール等でも、「協業させてください」と、書いてきます。すごく多いので、大手のクラウドソーシング会社が定型文で配信させているのかと思うくらいたくさん来ます。「協業」の言葉のほうが相手に受け入れられやすいと思っているなら、このブログを読まれたら即刻辞めてください。 毎日のように「協業もどき」電話はかかってきています。ですので「またか」と思われるだけ損です。 本当の取引したい内容を堂々と言えない理由はなんでしょうか? おそらく、本当のことを伝えると、すぐに切られてしまうので、紹介先があるかのようにみせかけたい。 トスアップのオペレーターのトーク技術を聞く限り、だまされる経営者はいないと思いますが、「なんだろう?」と次のセールスに変わったとしても、結局、本当の狙いが相手の意としないものであれば、契約は成立しません。このトークでトスアップの数は増えるのでしょうか? 無意味なトスアップを増やすよりも、契約成立に近いお客様をテレアポで探すほうがよくないでしょうか? しかも紹介先は作り話ですから、「そういうことだったのか」と不愉快に思う経営者もいるでしょう。 たとえばWeb制作の仕事が欲しければ、「Web制作の下請けします」「手が足らない時に手伝わせて頂けませんか?」それではだめですか? たとえば「マッチングサービスをしてまして、成立すれば、〇パーセントの手数料はいただきますが、参加企業さんの業界や案件など、一度ご紹介させていただけませんでしょうか」ではだめですか? 回りくどい作り話で、引き寄せるより、ストレートに伝えるほうが、よりヒットすると思います。 最後にもう一度言いますが「協業」営業電話は使い古されていますので、もうそろそろ止めましょう。
